オムライスと栄養

オムライスのレシピと栄養士の独り言

母の即席ギョニソオムライス【vol.1】

☆まえがき

 小学生のころ、

「おなかすいた~、オムライス食べたい~」

そう言う無邪気な私に母が作ってくれた。

それがギョニソオムライスです。

冷蔵庫に鶏肉はない、近くにスーパーがない、お腹すくと機嫌が悪くなる我が子…いろいろと重なった結果生まれました。

 

ちなみにギョニソとは…魚肉ソーセージの略です。

多分私が作った言葉です。笑

昔から大好きで、高校・大学の頃には丸ごと学校に持っていって食べてました…めちゃくちゃダサすぎる…

 

知らない方もいるかもしれませんが、ギョニソってカルシウムが多いんですよ。

まあ魚のすり身で作ってるので当たり前っちゃ当たり前。

人口的なカルシウムを添加しているメーカーさんもありそうですが。

背が伸びたのは祖父の隔世遺伝とギョニソのおかげだと思っています。

知らんけど。

 

ギョニソについてはまた後述するとして、早速レシピを紹介していきます。

野菜☆☆☆☆☆、おいしさ★☆☆☆☆ のレシピとは言えないレシピですが

ブログを書く特訓だと思って…皆様(まだアクセス者0)もお付き合いくださいませ!

 

 

☆材料

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  • ごはん好きなだけ(半合がおすすめ)
  • 卵2個
  • 魚肉ソーセージ
  • ケチャップ
  • 塩こしょう
  • バター
  • オリーブオイル(サラダ油でも)
  • めんつゆ(あれば)

 

 

☆レシピ

1.ギョニソを切る

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輪切りじゃなくてもなんでも。これにて下ごしらえ終了。

 

2.フライパンを熱しバターを溶かす

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切れてるバターが好きです。火は中~強火。バターライスが苦手な方はサラダ油とかでも。

 

3.ご飯を投入

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一合ぐらい…デブまっしぐら。胚芽米(安かった)なのでちょっと茶色いです。

 

4.塩こしょうを振る

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あんまり入れすぎるとギョニソと戦ってしまうので少なめがおすすめ。これは入れすぎ。

 

5.ケチャる

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ご飯を寄せて、はじっこ(または真ん中)のほうに。少し水気を飛ばします。

 

6.少しずつごはんと混ぜていきます

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炒めるときは木べらを使っています。ゴムとかシリコンだと溶けてる気がしてニガテ。フライパンに自信がある方はここでいっぱいあおってください。

 

7.ギョニソ投入、混ぜます

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この見事なかさ増し感。

 

8.お皿に移して形を整えます

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なんかいろいろきたないですね。きたないもの全てを魔法のキッチンペーパーで抹消します。加熱後すぐにでもお皿を置けちゃうのはIHのいいところ。

 

9.フライパンを水で濡らしふきとる

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魔法のキッチンペーパー再来

 

10.卵をボウルに割り入れ、めんつゆ(隠し味)を少量加える

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家庭の味方めんつゆ。日本人の心「UMAMI」がいい味出してくれます。

 

11.混ぜます

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縦に、切るように、って教わりました。

 

12.油をひきます

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我が家にはオリーブオイルとゴマ油しかありません。

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入れすぎました。

 

13.卵液を垂らしてみます

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すぐにジュッって音がしたら温まっている証拠です

 

14.卵を一気に入れます

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15.くるくる

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まぜまぜ

 

16.ある程度固まったら真ん中に集めます

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見ての通り、IHはオムライスに向いてないと思います。木べら再登場。

 

17.ごはんに乗せる

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スライドするように。難しい場合はフライ返しがおすすめ!

 

18.のりました

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ごはん一合はさすがに多かった。けどおいしそう。ふわトロ系の簡単な作り方です。

 

19.ケチャップでおえかきして完成!

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☆あとがき
どうでしょう、この貧乏感溢れるオムライス。

母のはタマネギとか入ってた気がしますが、実際に買い物せずに家にある物だけで作った結果、こうなりました。

お腹だけは満たされますね。当時は母の愛があったからもっとおいしく感じたのかなあ。

 

☆栄養士のひとりごと

これだとただのC○○KPA○なのでここで栄養について書いていこうと思います。科学的なことではなく個人の感想なのでスルーしてもOKです。

 

今回はギョニソのカルシウム、塩分について。

このレシピに使ったニッスイさんのおさかなソーセージは660mg。ほぼ一日のカルシウムが摂れちゃいます。ちなみに普通牛乳一カップ(210g)で231mg。カルシウムといえば牛乳と答える方が多いですが、実はそうでもないんですよね。

 

カルシウムが多いとともに、加工品であるので塩分が高めです。

でもそれってダメな点でしょうか。

 

減塩ブームが終わらない現代ですが「減塩」することで体にどのような効果、デメリットがあるか分かっている人は少ないのではと思います。

 

実際に栄養士の世界でも2015年に基準が厳しくなり、一日男性8.0g、女性7,0g以内に抑えて献立を作るわけですが「減塩」はこの基準以内にするチート的なものだと私は思っています。身体にいいから減塩にする、とかではなく。

 

数年前から熱中症には「水だけじゃなくて塩分も!」「塩飴をなめましょう!」って言われるようになりましたが、減塩ブームとの関係性は?いう疑問が出てきます。

普段減塩しているのに、塩をなめろってね。

 

ちなみに栄養士が先ほどの厳しい基準で献立を立てるとき、「食塩」を加えるよりも味のある食物から味をとった方が、出汁や風味も加わって美味しくなる、というテクニックがあります。分かりやすいものだと干ししいたけとか。加工品もOKならウインナーも使います。

 

汗をかいて慌てて塩をなめるより、普段から食事の中で適当な塩分を摂ることを、個人的にはおすすめいたします。夏はおいしい和食を食べませんか。お味噌汁付きで。

 

 

話は戻りますが、魚肉ソーセージ。こんな生っぽいものが常温保存で何日も持つのは、普通に考えればすごいですよね。

ギョニソマスターとしては、冷蔵庫より常温保存のほうがおいしさが保てる気がします。冷蔵庫だと水気がなくなっていく気が。このレシピで使っているギョニソは写真でもわかる通りスカスカなんですが、冷蔵庫に入れておいたからでしょうか。

スーパーによっては冷蔵で売ってたりするので個人的にそこのところすごく気になります。

 

 

 

こんな感じで初レシピブログを書いてみましたがいかがでしたでしょうか。文章力のなさと素人感に落ち込んでおります。笑

でも、あふれる栄養の知識はもっと発信していきたいのでこの調子でやってみようと思います!魚肉ソーセージのDHA,EPAのこととか、カルシウムとビタミンDとか。もっと書いて整理したいことがいっぱいあります。

でもまあ知識が少ないので、もっと勉強していこうと思います。

職場の現役栄養士さんと仲良くなって情報ゲットしたいなあ。。

 

栄養に興味がない人(友人の大半)には栄養の話をするとへー!って言われることが多いですが、筋トレしてる人とかって私より全然詳しかったりするんですよね。

ちょっと悔しいです。